2023年を振り返り
今年も終わりが近づくとテレビでは
珍事件の特集番組など一年を振り返る番組が多くなりますね。
ミラクル軽井沢では今年の珍仕事はなんだろうね、なんて食事をしながら話してました。(笑)
他の会社とは違い、とても幅の広い仕事をするミラクル軽井沢では
たびたび珍しい困りごとの相談・依頼が入ります。(オラ、ワクワクすっぞ!)お前は孫悟空か?
『イルミネーション取り付け』『中山道』『相続人探し』その他いろいろあります。やはりここは『中山道』でしょう。
9月のある日午後1番の問い合わせ電話です。お客様から困りごと解決して欲しいとの事。その内容は中山道碓氷峠(群馬県安中市松井田町坂本から長野県北佐久郡軽井沢町の境界にある峠です)に置いてある物を引き上げて欲しい、との事でした。
お客様は必至でご説明下さり、やれるかどうか?不安な声で言われます。
ミラクル軽井沢では、いくつかの道具がありますので可能ではないかと答えていました。ただ、現地である物と状況を確認しない事には作業手順が組み立てる事が出来ない。う~ん、私の頭の中で浮かんだ事は一つ(うわー出来るかな?) 
 
多分最初で最後の仕事内容ではないでしょうか?(そーなんですよ川崎さん 古くてすみません)
一件、別の仕事があり、終わり次第、連絡する事にして電話をきりました。
そこそこ暑い日でした。仕事が一段落したので、お客様に連絡し、現地確認に行く事にしました。お客様の話では、『坂本宿に近い方にある』と言われ自宅へお迎えに上がり、私の車に同乗して坂本宿へむかいます。電話では伝えきれない内容を聞きながら、
坂本宿の中山道入口に着きました。これから中山道に入るには2つ注意しないといけません。1つは、ヒルです。あの悪魔のような人の血をすすって大きくなるなる生物と、もう一つは熊です。どちらも遭いたくないですね。お客様と安全等の確認をして一歩、一歩と現地に足を進めます。
とても険しく人が歩く道ではなくなっていました。多分台風や大雨の影響で整備が出来ていません。約100メートル進んだあたりから樹海の空間です。そこには獣道とも言える谷間の湿った何も生えていない道と山の中にふさわしい高く育った樹木がうっそうとしています。熊には遭遇したくないのでお客様と出来るだけ大きな声で話しながら、さらに奥えと歩きます。あれは1キロ位歩いたところでしょうか?道がくねり登りながら進む階段のようなところに差し掛かりました。するとさらに上から降りてくる動物のようなものが見えました。え?ええ?すでに私達は息が荒くなっていました。お客様に(何かがこっちに)と伝えるとお客様は『熊?』いや人間です。少々薄気味悪い中山道の道を降りてくる一人の? 外人の男性でした。その人はイギリスから来たそうで『なぜ?中山道に?
』その方に話しかけて『私たちはある物を探しています』と伝えると【ある物見たよ】私たちはそのイギリス人の手を見ましたら血が出ていました。たぶん道が悪いため滑ってケガをしたのではと思いました。時間は思うより進んでいましたのでその方と山を下りる事に。依頼主はイギリス人の手を取り滑る道を一緒に下りて行きます。(日英共同下山)下山後、安中駅まで送りました。駅のホームでイギリス人がカメラで写したある物を見せてくれました。写した写真の時間から推測すると? 群馬側より軽井沢側に近いのでは?イギリス人の手を水で洗いティッシュで押さえて三人が顔を見合わせてニッコリする。イギリス人の方は電車に乗り帰っていきました。依頼主と来週の休みに軽井沢から行きましょうと話して軽井沢に戻りました。(安中の駅そばお薦めです)
さて朝早くにお客様を迎えに行き、車で長野県と群馬県の堺にあります熊野神社(熊野皇大神社)に到着。その先には二股に分かれる砂利の道があります。その数十メートル先には霧に包まれた中山道を鹿の群れが道を横切っています。(鹿の鳴き声が聞えてます)『ここへ行くんですね』と依頼主に確認して顔を見合わせて依頼主はうなずく、(マジか)二人で熊が出ないことを祈り徒歩で中山道の看板まで来ました。本格的に中山道の道に入ります。簡単に説明すると右にお墓らしき物が見えます。そして30㎝程の道幅で両サイドは壁になっており谷間の道です。その上には樹木が倒れその下をくぐり道を進みます。木立の根が出ていたり水が流れていたりと足元が滑りとても楽しくありません。矢印看板が落ちていて近道と書いてあります(近道?)さらに進むと直角に崖があったり、急に下がる勾配の道や道幅が広くなった時に怪しげな岩など約1時間ほど歩いた時に物音がします(えー)あっ、スマホが鳴ってる。スタッフが到着。分かれ道があるので説明しますが心配なので分かれ道まで戻りました。スタッフは別の道を歩いて行きスマホの電波も悪く繋がらりませんでした。